雨が降っても大丈夫?水性塗料の知られざる特性と扱い方

水性塗料は、安全性の高さや使用できる素材の幅が広い魅力的な塗料です。
一方で、名前に「水性」とついていることから、雨に弱いのではと不安を抱える方も多いでしょう。
本記事では、水性塗料の基本特性や雨天時の適切な扱い方についてご紹介します。
塗料の選択と使用における安心感を高めるために、参考にしていただければ幸いです。

□水性塗料の基本と適用範囲

水性塗料は顔料や樹脂を水で希釈した塗料で、油性塗料と比較して多くの特徴があります。

*安全性と環境配慮

水性塗料は水を希釈剤として使用するため、油性塗料より安全性が高く、環境にも優しい塗料です。
特に室内や子どもがいる家庭での塗装に適しており、有害な化学物質が少ないため健康への影響も低い点は大きな魅力だといえます。

*引火の危険性が低い

通常、油性塗料には希釈剤にシンナーが含まれています。
そのため、油性塗料は保管場所や塗装時の臭いを気にする必要があります。

しかし、水性塗料は希釈剤としてシンナーを使用していません。
水を希釈剤としているため、引火の危険性も低く、安心して使用できます。

*適用可能な素材の幅広さ

水性塗料の浸透性の高さは、モルタルや窯業系サイディングなど、多様な外壁材への塗装に最適です。
これらの素材は水性塗料の特性を最大限に活かせます。

ただし、金属系素材や下塗り材への使用は推奨されません。
金属系素材は水性塗料の密着性を低下させてしまうため、下塗り材として使用すると塗膜の安定性が損なわれてしまう点に注意しましょう。

□雨天での水性塗料の扱い方とメリット

雨天時に水性塗料が剥がれてしまうのではないかと不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。

しかし、雨天時の水性塗料の扱いには特に注意が必要ですが、完全に乾燥した後は雨に強くなります。
そのため、雨による影響を不安に思わず、安心して水性塗料を選んでくださいね。
不安がある方は、水性塗料と雨の関係性についてのポイントを押さえておくようにしましょう。

水性塗料と雨の関係性のポイントは、「塗装中の天候に気を付ける」ことです。
硬化前の水性塗料は雨に弱いため、塗装作業は晴天時に行うようにしましょう。
もし雨が予想される場合は、塗装を延期するか、適切なカバーで保護することが大切です。

□まとめ

今回は、水性塗料の基本特性や適用範囲、健康や環境に対するメリットについてご紹介しました。
安全性や環境への配慮、そして多様な用途に対応する水性塗料の使用は、快適で健康的な居住空間を実現するためにおすすめです。
塗装が完全に乾燥すれば、雨でも全く問題ありませんので、ぜひ水性塗料を選択肢の1つにしてみてはいかがでしょうか。

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