艶ありで光沢感のある美しさを得るか、艶なしでマットな質感を得るか。
外壁塗装の塗料の選択で「艶の有無」は悩むポイントの1つです。
外壁塗装において「艶あり」と「艶なし」の選択は、見た目だけでなく、長期的なメンテナンスの観点からも重要な意味を持ちます。
この記事では、艶ありの塗料と艶なしの塗料の違いと、メリットやデメリットをご紹介します。
□外壁塗装の塗料で「艶あり」と「艶なし」の違いは何?
艶ありの塗料と艶なしの塗料は、大きく分けて2点違いがあります。
1.光の反射とその影響による違い
艶あり塗装は、光を強く反射し、新築のような明るい印象を与えます。
一方で、艶なし塗装は光をほとんど反射せず、落ち着いた雰囲気を演出します。
光の反射によって演出できる雰囲気が変わることは2つの大きな違いです。
2.時間経過による視覚的な印象の違い
艶ありは新鮮な印象を与える一方で、時間とともに光沢感が失われてしまいます。
艶なしははじめから控えめな輝きで、時間が経ってもその変化は少ないです。
どちらを選ぶかは、時間の経過による外観の変化をどのように受け入れるかによって変わります。
□艶ありと艶なしの選択メリットとデメリット
*艶あり塗料のメリット・デメリットは?
艶あり塗料は耐久性が高く、汚れが付きにくいことがメリットとして挙げられます。
しかし、艶は時間経過と共に失われ、外壁の種類によっては不自然に見えることがあります。
*艶なし塗料のメリット・デメリットは?
艶なし塗料は、マットな質感で自然な仕上がりを得られることがメリットです。
一方で、艶ありの塗料と比較して汚れが付きやすく、耐久性に劣る場合があります。
また、選べる塗料の種類や色が限られていることもデメリットの1つです。
*長期的な視点でみるとどちらが良い?
どちらの塗料も時間と共に劣化します。
そのため、メンテナンスの理想的な頻度や演出したい雰囲気を元に、適した塗料を選びましょう。
実は、外壁塗装の塗料には「艶あり」か「艶なし」だけでなく、中間の選択肢も存在します。
塗装の表面の滑らかさによって、「*分ツヤ」と表現される5段階のツヤがあり、細かな好みに応じたカスタマイズが可能です。
艶ありと艶なし、どちらが良いか迷った際には、艶の段階を調整することも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
□まとめ
外壁塗装の「艶あり」と「艶なし」は、それぞれに魅力と注意点があります。
悩んだ際には、艶感をカスタマイズして、艶ありと艶なしのどちらの良さも得られる塗料を選ぶことも1つの選択肢です。
ご自身の理想の雰囲気やメンテナンス頻度に合わせて、選んでみてくださいね。