家の外観は、毎日のように目に入るため、自分好みの外観にしたい方も多いのではないでしょうか。
特に、漆喰の外壁に塗り替えを考えている方は、漆喰の塗り替え方法を理解することが必要です。
本記事では、漆喰の塗り替え方法と漆喰のメンテナンス方法をご紹介します。
□漆喰の塗り替え方法とは?
1.漆喰塗り替えの前提準備
最初に、漆喰を塗り替える場所を選定し、壁の状態を確認します。
作業場所が確定したら、その面積を計測します。
施工面積は、部屋の高さと壁の長さを掛け合わせることで求められます。
2.養生
次に、作業場所を保護するために「養生」をします。
また、漆喰塗装に必要な材料とツールをしっかりと用意しておきましょう。
3.漆喰の塗り方
準備作業が完了したら、漆喰を塗る作業に移ります。
下塗りでは、表面を平らになるように薄く均一に塗ります。
もし下塗りが完璧でなくても、仕上げ塗りで修正が可能ですので、過度に気に病む必要はありません。
次に、下塗りが完全に乾かないうちに仕上げ塗りをします。
塗布時には、コテを利き手とは逆の方向から利き手側に向かって平行に滑らせるようにすると、コテがスムーズに塗料を広げやすくなります。
剥がれたり浮いた部分がある場合には、カッターやスクレイパーを使ってこれらの部分を取り除く必要があります。
これらの部分をそのまま塗料で覆ってしまうと、漆喰が剥がれたり、浮いた部分の凹凸が表面に影響を及ぼす可能性があるためです。
□漆喰のメンテナンス方法とは?
1.汚れやカビ
漆喰は壁が汚れたりカビが生えたりすると、外観が損なわれます。
軽微な汚れは簡単に消しゴムで取り除けます。
頑固な汚れやカビには市販のメラミンスポンジを試すことをお勧めします。
2.ひび割れや傷
通常、ひび割れや傷は局所的な補修で解決できます。
しかし、全体的な劣化が進んでいる場合は、表面の漆喰を剥がして全面的に塗り直す必要があります。
漆喰はひび割れや傷が発生しやすいので、定期的な点検が重要です。
大きなひび割れや傷が見つかったら、迅速に修理しましょう。
3.剥がれ
漆喰が剥がれた場合、表面の漆喰を剥がし、下地を整えて再塗装する必要があります。
下地を除去してからの再塗装には時間と手間がかかりますが、漆喰の状態を頻繁に確認し、劣化を早期に発見することが大切です。
□まとめ
漆喰の塗り替え方法は、場所を選定、計測し、養生した後に下塗りと仕上げ塗りをします。
漆喰のメンテナンス方法は、軽微な汚れは簡単に消しゴムで取り除く、漆喰が剥がれた場合、表面の漆喰を剥がし、下地を整えて再塗装するなどの方法があります。
本記事が、漆喰の塗り替えを考える参考になれば幸いです。