モルタルの外壁を仕上げる方法はたくさんありますが、外観の印象や外壁の保存性を考えて、選択することが大切です。
外壁をただ塗装するだけでは、塗装が外れやすくなりメンテナンス回数が多くなるかもしれません。
そうならないために、今回は外壁の劣化を防ぐリシン吹き付けを解説しますので、参考にしてみてください。
□リシン吹き付けとは?
*リシン吹き付けの特徴
リシン吹き付けとは、1980年代ごろまで外壁材としてよく使用されていたモルタルの仕上げ方の一つです。
具体的に顔料、セメント、骨材、アクリルを混ぜ合わせた材料をリシンガンで吹き付けることをいい、骨材によって凸凹ができて土壁のようなざらざらした表面を作れます。
この仕上げ方によって、モルタルを雨水や湿気から保護でき、家の寿命を長くできます。
*仕上げ方の種類
「リシン吹き付け」と「リシン掻き落とし」の二種類で、モルタルを仕上げられます。
吹き付けは、短時間で広い範囲を仕上げられることが特徴ですが、塗膜が薄くなりやすいというデメリットもあります。
上品で落ち着いた雰囲気を演出できて、素材自体の値段が安いことも多いので、低コストで上品な外観にしたい方におすすめです。
掻き落としは、リシンが固まる前にブラシで表面をざらざらに仕上げる方法で、吹き付けるよりも手間がかかるためコストが高くなる傾向があります。
□外壁をリシン吹き付けで塗装するメリットとは?
1.コストを抑えられる
リシン吹き付けの一番大きな特徴は、他の塗装方法に比べて費用を抑えられることです。
リシンガンを使用して施工していくため、一回一回塗り固めていく手作業とは違って短時間で完了できるので費用を抑えられます。
2.外壁の劣化を防ぐ
リシンは、通気性が良くて湿気を通す透湿性という特徴があるので、家の長持ちにつながります。
加えて、塗装した後にリシンを吹き付けるので塗装の劣化を防げることもメリットの一つです。
3.高級感を出せる
この方法では、落ち着いたヨーロッパ風の雰囲気を出せて、高級感を演出できます。
ヨーロッパ風の家にしたい方や落ち着いた雰囲気の家を作りたい方におすすめです。
□まとめ
今回は、リシン吹き付けとそのメリットを解説しました。
上品で落ち着いた雰囲気を低コストで出せるリシン吹き付けですが、職人の技術によっては満足のいかない外壁になることもあるかもしれません。
そのため、経験と実績の豊富な業者に依頼するのがおすすめです。
リシン吹き付けをお考えの方は、お気軽に当社までお問い合わせください。