外壁塗装ではほとんどの場合、ローラー塗装か吹き付け塗装が用いられます。
これら塗装方法にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、ローラー塗装と吹き付け塗装のメリット、注意点について解説します。

□ローラー塗装と吹き付け塗装のメリットとは？

＊ローラー塗装のメリット

ローラーで手塗りする方法は、現在最も主流であると言えます。
そんなローラー塗装のメリットは以下の通りです。

・塗料が飛び散りにくい(それに伴い塗料の無駄が少なく、養生の手間も少ない)
・塗膜が均等で、ムラが生じにくい
・塗りやすく、技術力を問われにくい
・凹凸のある外壁にも対応可能
・塗料が密着しやすい
・厚く塗れる

＊吹き付け塗装のメリット

吹き付け塗装は、スプレーガンを使った塗装方法です。
そんな吹き付け塗装のメリットは以下の通りです。

・塗料に細かい石を混ぜることで仕上がりデザインに違いを持たせられる
・塗装時間が短い
・工場や倉庫のような塗装面が広い場合の塗装スピードが早い
・費用をおさえやすい

□ローラー塗装と吹き付け塗装の注意点について

様々なメリットのある各塗装方法ですが、実際に外壁塗装を行う際にはどちらを選ぶのが良いのでしょうか。
ここでは、外壁塗装における注意点を3つご紹介します。

1.塗膜が厚過ぎると不具合が生じる可能性もある

ローラー塗装のメリットとして、先程厚塗りのしやすさを挙げました。
しかし、厚く塗りすぎても垂れや流れ、剥がれが生じる可能性があるのです。

2.吹付け塗装で均一に塗れるかどうかは業者の技量次第

吹き付け塗装では、一定速度で動かさなければ塗料の濃淡や塗りムラができてしまい、均一の塗膜には仕上がりません。
そのため、面積の広い外壁を均一に塗るためには、職人の技術力が非常に重要なのです。

3.信頼できる会社を選ぶ

塗装は、希釈率、塗装回数、乾燥時間を守って初めて完成します。
そのため、問題なく綺麗な塗装を完成させるためには、信頼できる会社を選ぶ必要があります。

□まとめ

今回は、ローラー塗装と吹き付け塗装のメリット、注意点について解説しました。
どちらも多くのメリットがあり、多くの場面で選ばれている塗装方法ですが、注意点もあります。

今回ご紹介した、以下3つのポイントを意識して、後悔のない外壁塗装を実現しましょう。
1.塗膜が厚過ぎると不具合が生じる可能性もある
2.吹付け塗装で均一に塗れるかどうかは業者の技量次第
3.塗料は半製品なので信頼できる会社を選ぶ