立平葺きと縦ハゼ葺きの違いとは?それぞれのメリットを紹介します!

現在の住宅は、メンテナンス性や耐久性を考慮されて、「金属屋根」が多く使用されています。
その施工方法の中でも立方葺きや縦ハゼ葺きが注目されているのはご存じでしょうか。
両者はどちらも雨漏りを防ぐことに強みを持っています。
そこで、今回は立方葺きや縦ハゼ葺きのそれぞれのメリットを紹介しますので、施工方法を選ぶ際の参考にしてください。
 

□縦ハゼ葺きとの違いとは?立平葺きのメリット

 
立平葺きとは、屋根施工の一つで縦に並べて板金を敷いていく施工方法です。
そして、この立平葺きには以下の通り2つの種類が存在します。
 
・ハゼ葺き
・嵌合式(かんごうしき)
 
つまり、縦ハゼ葺きは立平葺きの一種であり、具体的な違いは存在しません。
しかし、嵌合式を含む立平葺きと、縦ハゼ葺きの各メリットには少し違いがありますので、まずは立平葺きのメリットから紹介していきます。
 
1つ目は、木を使用しないことからメンテナンス性に長けていることです。
木材は経年劣化が激しく、腐食していく一方で金属であればそのような心配はいりません。
金属は耐久性に優れているのです。
 
2つ目は、工期が短く費用もかからないことです。
立平葺きでは、金属屋根の「ガルバリウム鋼板」を使用します。
この「ガルバリウム鋼板」は、耐用年数が長い割には価格が安いという特徴を持っています。
また、スレートや瓦屋根と比較しても、ガルバリウム鋼板は屋根材自体の個数が少ないので、工期も短く済むのです。
 

□縦ハゼ葺きのメリットとは?

 
ここでは縦ハゼ葺きに焦点を当てて、縦ハゼ葺きのメリットについて2つ紹介していきます。
 

*防水性が高い

 
冒頭にも紹介しましたが、縦ハゼ葺きは防水性が高く、雨水が溜まってしまう恐れがありません。
その理由は、軒に対して垂直に板金が敷かれていますので、屋根の上に落ちた雨水はスムーズに流れていきます。
また、縦ハゼ葺きではガルバリウム鋼板を使用していることからも、屋根自体が腐食することはありませんので、長期間の防水性に優れているでしょう。
 

*緩やかな勾配にも対応する

 
雨水は緩やかに流れやすいことから、少しの勾配の屋根を取り付けることもできます。
縦ハゼ葺きの他にも横ハゼ葺きという施工方法がありますが、横ハゼ葺きだと2、3寸以上の勾配が必要になる一方で、縦ハゼ葺きでは0.5寸程の勾配でも取り付け可能です。
緩やかな勾配の屋根にすることで、台風の影響を受けにくくなるほか、日光が遮られる心配も入りません。
 

□まとめ

 
今回は立平葺きと縦ハゼ葺きとの違いと、それぞれのメリットについて紹介しました。
両者の違いはほとんどなく、「立平葺きの種類の中に縦ハゼ葺きがある」と認識していただいて問題ないでしょう。
その中でも縦ハゼ葺きは、防水性に優れていることや0.5寸程の勾配でも取り付けられるというメリットが存在します。
今回の記事を屋根施工を選ぶ際に役立てていただければ幸いです。

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